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発達障害・視知覚の発達が心配なお子様の視覚認知検査及び発達支援               (完全予約制)

※視覚認知検査は医療機関(小児精神科・心療内科)・学校・教育関係・療育・支援関係機関からのご紹介のみ承ります(眼鏡作成は除く

 

※視知覚評価・保護者相談・講演.講習は原則平日のみ

ページ下部に奈良県以外の視覚認知検査実施可能施設を記載してます

 

発達相談や療育で特にお勧めの機関

児童発達支援・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援 FLOW https://base-tomokana.com/

一般社団法人LITTO-LABO 子どもの心理・教育研究所 ひかり塾 https://www.hikarijuku.jp/

奈良,メガネ,読み書き障害,アーレンシンドローム,発達障害,視覚過敏,感覚過敏

学習意欲があるにも関わらず、読み書きに困難さを認める場合、見る機能のアセスメントが必要です

視覚認知検査は原則的に医療機関・教育関係・療育・支援関係機関からのご紹介が優先です※眼鏡作成の御予約は除く

※検査理由によっては、お子さんの状態像により適した他機関をお勧めすることもございます

お子様の様子でこのような心配事はありませんか?
□文字を読むのに時間がかかる
□文字が動いて見える
□字を見るのを嫌がる・白い紙に書かれた字を眩しがったりする
□書くことを嫌がる・字を書くことが苦手
□ 行を飛ばしたり同じところを読んでしまう
□ 字を覚えにくい
□よく似た字を混同する
□字をマスに収めることが難しい
□ 図形の理解が苦手。
□ 手先が不器用
□ 左右を認識しにくい
□ 鏡文字を書いてしまう
□ 探し物をうまく見つけられない

 

初回アセスメント ¥15.000 (税込み)/2回目以降¥10.000 

 

(両眼視機能検査・視知覚検査・感覚プロファイルを実施して、お子さんにとって有効と思われる方策をプランニングします)

 

検査時間:40分~60分程度(結果報告を含み約90分)

対象年齢:7歳以上

※重要:6歳~7歳代のお子さんは各医療機関で医学的問題の有無を確認した後に御予約お願い致します。

 受診後に弱視などの医学的問題が見つかった場合には、それらの治療が優先される場合があります

評価内容 

視機能検査・視機能分析・眼球運動評価(対面法・DEMの2種バッテリー)・視覚認知評価(TVPS-4及びMVPT-4)・視覚運動評価(VMI模写検査)・視覚の過敏性及びアーレンシンドロームの評価・原始反射残存チェック・感覚プロファイル・検査結果の総合解釈及び方策・トレーニング指導(ページ下部詳細)

視覚認知検査は医療機関・教育関係・療育・支援関係機関からのご紹介があるとスムーズです 

より良い方策を出していくために

より良い方策を出していくために、深層解釈していくためには「原因志向」ではなく「解決志向」「未来的思考」で向き合う事が重要です。

そのためには、検査者と当事者及び御家族様との信頼関係構築が重要になります。

信頼関係構築とは、検査者と相談者の間に「課題に対する合意」「目標に関する合意」を結び、協力的・相互的な関係を結ぶことを意味します。

この協力的・相互的関係の有無は問題解消における効果と質に相関してきます。

検査者と相談者の間の信頼関係構築が困難と判断した場合には、御予約をお断りさせて頂くこともございます。

そして、ご予約は必ずご自身の意思で予約・ご来店ください。

「よく分からないけど病院で紹介されたから・・・」と、渋々ご予約を頂いても、モチベーションの低さは後々の方策にも影響を与えます。

不明な点や紹介された理由や内容をよくお聞きになったうえで御予約頂けますと幸いです。(動機づけの高さは良い結果に結び付く重要な変数です)

また、対象者様・専門家間の関係性には平場性を重要視しています。

「平場性」とは、対等で平等な人間関係の事を指します。

‟治療する側/される側” ‟専門家/非専門家” ‟援助する側/される側” ‟サービスを受ける側/行う側・・・・等、このような一方向性を排除して双方向性を持った関係構築が重要という立場です。

これらの平場性は相互に影響しあって大きなエンパワーメントを生み出す元になります。

客観性の高いアセスメントで状態像を紐解くことは重要ですが、それだけでなく「未来に向けてどうなってほしいか」「なりたい自分になるための作戦作り」という視点が持てるようになる有意義な時間にしましょう!

 

眼鏡作成のための視機能検査も同様の事が言えますが、検査は困っている理由や今の状態を知る事だけでなく、それらを良い意味で覆すための「方策」や「戦略」を見つけるためのものです。

そして、検査は受けることが目的になるのではなく、検査は方策を見つけて実行する為の手段であるべきです。

視覚機能・視覚認知

視力だけでは無い両眼視機能の問題

基本的な視力の問題、そして視力に問題がなくても両眼視関連に問題を精査します。

視力という要素は視覚機能において「数%」の要素でしかありません。

両眼視関連の問題には斜位・斜視・調節力不良が含まれますが、これらが見過ごされているケースが非常に多いです。

養育者自身も「視力には問題がないから」と仰られることが多いですが、視力は見る機能の中ではあくまで一部でしかありませんし、あくまでステレオタイプな評価の一つです。

視力に問題がなくても斜視・斜位などが有り、それらを補う自己資源が少ない場合に於いては眼鏡装用が有効な場合があり、表面的な視力の問題検出に加え、潜在してる両眼視関連の問題の検出が大変重要です。

また、学校の視力検査は良い意味でも悪い意味でもアバウトでステレオタイプ的です、学校での視力評価はスクリーニング的な意味しか持ちません。

学校での視力検査の結果がAの場合においても、補正する必要が高い屈折異常(近視・遠視・乱視)が検出される可能性があります。

加えて、両眼視関連の問題においては全くアプローチされないので、眼科や学校の簡易的な視力評価結果に固執するのはリスクがあります。

これらは、それぞれの領域での専門性と職業文化の違いだと思ってください。

発達障害・学習障害

光の感受性障害・アーレンシンドローム・視覚過敏の問題

視力や両眼視機能に問題がなくても「文字が揺れて見える」「文章が波打って見える」「文字が反転して見える」「紙面が光って見える」など、視知覚に関連した障害でアーレンシンドローム(Irlen  syndrome)、ミアーズ・アーレンシンドローム(Meares-Irlen  syndrome)、あるいは視覚ストレス(Visual  Stress)と言われている光の感受性障害があります。

アーレンシンドローム自体は中枢領域での神経伝達の問題と考えられていますが、この読みに困難がある方に視機能補正+特殊フィルターの眼鏡を装用することで、その困難が大幅に改善することが明らかとなっています。

有症率は、欧米では20%~38%、日本では6%と推定されていますが、一部の限られた研究施設だけのアセスメントであったため、日本においてはまだまだ認知されていません。

また、アーレンシンドロームは視機能不良型・感覚過敏型・高次眼収差型・重複型とサブタイプに分けて対応する必要があると私は考えます。

光が眩しい≒アーレンシンドロームは違うという事です。

アーレンシンドロームは脳の中枢系での問題とされていますが、当店ではこの分野において、オプトメトリーでのアプローチによって、これらの光感受性の問題を検査情報の中からサブタイプ毎に弁別し、それぞれに合った方策を出すことが可能と考えております。

感覚統合

眼球運動の正確性

眼球運動は読み書き球技等の学習や生活に必要な能力です。

視力が1.2でも、眼球をうまくコントロールできなければ、良好な視力でも意味を持ちません。

この眼球運動能力を標準化されたデータと比較して、お子さんの眼球運動スキルを評価します。

眼球運動評価はSCCO4+による標準化された対面法評価、DEMによる量的評価を行います。

眼球運動の弱いお子さんは学習や生活の中で困難を訴えるケースが多く見られます。

これらの問題の背景に、視力・視機能の弱さがある場合は眼鏡補正後にトレーニングで改善を目指します。

また、眼球運動スキルのみに未熟さが認められる場合、眼球運動・粗大運動を含めたトレーニングにて改善を目指します。

眼球運動スキルの向上は水泳や自転車に乗ることを練習する感覚に非常に似ています。

自転車に乗ることが出来てしまえば、大人になって久しぶりに自転車に乗る機会があっても乗れてしまうという感覚に近いです。

視知覚

調節力の柔軟性

人の目は遠方を見る際は水晶体を緩ませて遠方にピントを合わせ、近方を見る際には水晶体を膨らませて近い距離にピントを合わせます。

これらのピント合わせの能力を「調節力」といいます。

調節力は年齢毎の標準範囲がありますが、高すぎても低すぎても問題が起こります。

また、調節力は年齢とともに減弱していきますが、お子さんでも遠視の補正がされていなかったりすると調節力に悪い影響を及ぼします。

調節力に柔軟性がない場合においては、黒板を見る(遠くにピントを合わせる)、机の上のノートにピントを合わせるという調節の連続作業に困難が出てきます。

これらの調節力を単眼及び両眼評価で行い、加えて動的な調節力を評価します。弱さがある場合は必要に応じて眼鏡補正で視機能の正常化を目指し、またはトレーニングで改善を目指します。

板書が苦手

輻輳・開散運動の柔軟性

両眼のチームワークとも言われる評価です。

遠方視の際に目は外を向きます(開散)

近くを見る際に目は内を向きます(輻輳)

これらの輻輳・開散運動に弱さがある場合、板書や近方作業、球技などのスポーツが苦手さなどが特徴として現れます。

見ることは「遠くを見る」「近くを見る」の1か0かではないので、遠方から近方までの連続性を評価することが重要になります。

輻輳運動と調節運動は密接(双方向)であるため、輻輳力の柔軟性は調節力の柔軟性と併せて評価します。

斜視や斜位がある場合、尚且つそれらを補う力が弱い場合において、両眼の輻輳・開散運動に問題が出るケースがあります。

これらに弱さがある場合、眼鏡が有効な場合は眼鏡補正後にトレーニングで改善を目指します。

また、トレーニングのみが有効な場合もあります。

感覚プロファイルでわかること

感覚プロファイル

感覚とは、視覚・聴覚・前庭覚・触覚・複合感覚・口腔覚の事を指します。

感覚は個人の主観的なものであり、人それぞれ感覚刺激の受け取り方は様々です。

そのために、感覚の偏りがある人の困難さは、他の人からは理解されにくいものです。

しかしながら、この感覚処理は行動や情動反応に大きな影響を与えるため、これらを包括的に把握することは重要な要素です。


極端に眩しがる、人や物が溢れている場所が苦手、実際の視力は低いのに見えにくさを訴えない、車に酔いやすい等、これらは、もしかすると感覚の過敏さや低反応(鈍麻)が原因かもしれません。


感覚に偏りがある場合、感覚の刺激量が分からないままに生活を送ることは耐えがたい苦痛を感じることがあったり、十分な効果や感覚刺激を感じれないままに過ごしてしまう可能性があります。


これらの感覚に寄り添うために、当店では眼の状態を精密解析するだけでなく、感覚刺激への生体反応を客観的にプロファイリングするアセスメントを用います。

感覚プロファイルの構成

(1 )低登録:気づき(登録)が低い。神経学的閾値が高い。

感覚刺激に対して気づきにくい状態像を示し、反応に遅延が見られることがある。

観察される行動は比較的受動的な場合が多い。

例えば、

相手の声が聞き取りづらく、聞き返すことが多い
怪我をしていても痛みや衝撃に気付かない
冗談や皮肉が通じない。言葉のニュアンスや暗黙のルールを察するのが苦手
顔や体の汚れに無頓着なところがある
目の前にあるはずの探し物や案内標識を見落としやすい
( 2 )感覚探求:自己を安定させるため、特定の感覚刺激を必要とする状態。感覚を自ら求める行動が見られる。神経学的閾値を満たす刺激を求める能動的な行動としてあらわれる。

例えば、

じっとしている事が苦手だったり、そわそわしている事が多い。

高いところに登って飛んだり跳ねたり

一人でくるくる回ったり

歩かずに走り回っている事が多かったり、飛び跳ねたり

物の扱いが雑だったり乱暴だったり


( 3 )感覚過敏:神経学的閾値が低いため、必要以上の刺激が入力されると苦痛を伴う。

過度に過敏なため、刺激に対して恐れや不安が生じやすい。

例えば、

大きい音に耳をふさいでうずくまったり

触られることを嫌がったり

手が汚れる活動を嫌がったり

日の光、蛍光灯、LEDを極度に眩しがったり

不安定な遊具(ブランコ)などを避けたり
( 4 )感覚回避:過敏と同様に神経学的閾値は低く、嫌いな刺激を避けるような能動的行動がみられる。

たとえば、

大きな音がなると部屋から出ていったり

小さい子なら刺激のもとになっている人や物をたたいたり

うす暗い部屋でじっとしている事が多かったり

感覚回避は過敏を回避しようとする行動であり、感覚過敏は刺激が不安な状態と言えますが、これらに共通するものは「不快」は共通であるという事です。

このような感覚領域をプロファイルすることにより、原因の除去や軽減グッズを使用することも可能であることや、構造や環境の調整を行うことも可能になります。

TVPS-3で分かること(視覚認知)

視覚認知

視覚弁別

 類似した視覚対象の中から、細部の違いを見分ける能力が分かります。

視覚弁別が弱い場合、よく似た字の間違いや漢字の線が1本多い(少ない)等のケアレスミスが頻回に出ることがあります。

例えば、漢字の「午」と「牛」を間違えたり、「書」という感じの線の構成が分かりにくかったりなど、書字に困り感が表出するケースが散見されます。

また、定規を使った学習などででも苦戦するケースがあります。

視覚記憶

視覚記憶

名前の通り視覚的な記憶の能力が分かります。

視覚記憶が弱い場合、板書が遅かったり、新出漢字の定着が遅かったり等の特徴が出ることがあります。

スポーツでも視覚記憶が弱い場合、良いパフォーマンスを視覚化することが出来ず、安定した運動能力を発揮しにくいと考えられます。

視空間認知

空間関係

空間の中での物の位置関係(上下左右)を把握する能力を見ます。

空間関係が弱い場合、小学校2年生以上で鏡文字を書くことが頻回であったり、形の向きがわかりにくかったり、上下左右の認知が弱いことから運動場面で苦戦するケースも見られます。

形の恒常性

形の恒常性

同じ形でも向きや大きさの違いを見分ける能力です。

 

形の恒常性が弱い場合、遠くにある黒板の字とノートに書く字の大きさの違いが分かりにくかったり、同じ字でもフォントが変わると同じ字と認識できず、読みや書字に問題を示すことがあります。

視覚連続記憶

 

短期記憶との違いは視覚対象が複数出てくる課題です。

TVPSでは短期記憶は無意味記号、連続記憶は有意味記号が複数出てきます。

初めて見る漢字を記憶するのが短期記憶であれば、対象を系列的・順次的に記憶するのが連続記憶です。

図と地

図地弁別

人間は見えている視覚情報を全て認識すると混乱が生じます。

見たいもの・必要な情報のみを認識し、その他の背景となる不要な情報は抑制してます。

この図と地の分化が弱い場合、雑然とした情報の中から必要な情報を取り出すのが困難だったり、教室にある視覚刺激に反応しやすかったり、探し物が困難という特徴が出ます。

図地は学習や生活で重要な要素です。

視覚閉合

図形閉合

 

部分的に欠けたモデルを見て、それが何の形かをイメージする能力です。

この図形完成が弱い場合、近接する情報の中から形の見分けや間隔を弁別するのが困難であり、行間の狭い文章の読みの困難さ漢字習得の困難などに特徴が出ます。

図形模写

模写検査(VMI 視覚運動協応)

VMIは視覚運動の協応の能力や、視覚認知能力をみる検査です。

左の写真は十字矢印がバラバラに表出されている小学生のお子さんですが、これらは目と手の協応の弱さと視覚認知の弱さが併存している状態です。

下に続く画像は、適切なアセスメントと方策を立てたことによって、これらの問題が

良い変容を見せていく様子が分かります。

視覚運動

視知覚トレーニング6か月後 模写検査(VMI 視覚運動協応)

矢印の向きや角度も整ってきて、認知力の向上が伺えます。

モータースキル

模写検査(VMI 視覚運動協応)

三直線の交差課題において、斜線認識・傾き。交差が認知しにくいことにより、線がバラバラに表出されています。

ひらがな・カタカナ・漢字は線で構成されいるので、この状態では書くことや字を覚えることに困難が出てきます。

視知覚トレーニング

視知覚トレーニング6か月後 模写検査(VMI 視覚運動協応)

バラバラに表出されていた線がしっかりと交差され、傾きや角度もしっかりとつかめるようになってきています。

結果の解釈

 

眼球運動・屈折検査・両眼視機能検査などの入力系の検査結果、TVPS-3などの視覚情報処理の検査結果を踏まえ、お子さんの状態像を解釈します。

状態像の見立てにはいくつかの仮説を立て、もっとも矛盾の無い結果を導き出すために生活場面・学習場面でのエピソード、検査場面での行動観察、上記検査の結果を熟慮します。

 

結果の解釈は検査者のバイアスが入らないようにすることは勿論ながら、結果に対しての方策を導き出すことが重要だと考えています。

時折、他所で知能検査や発達検査が実施され、それらの結果に対する方策が曖昧なことによって、意図せずともお子さんへの「ラベル付け」になっている事も散見されます。

検査は「困り感の要素」を覆すためのものであって、困っていることの裏付けをするための物ではありません。

お子さんが本来持っている資源を最大限発揮できるよう、これらの両眼視機能検査や視覚認知検査は存在します。

よくあるご質問

Q 視覚認知検査は医療機関や学校・療育施設の紹介が無いと受けられませんか?

 

A 視覚認知検査においては、原則的に医療機関・学校(通級教室含む)・療育施設から当所を御紹介された方を優先させて頂いております。

検査には主訴が重要ですので、紹介先様での知能検査・発達検査の結果及び学習の様子や行動観察により「視機能・視覚認知の困難が推察される・・・」という流れのほうが、お子さんの困り感や全体像を掴みやすいと考えるからです。

また、上記機関の御紹介であっても、視機能以外の問題が疑われる場合、他機関を御紹介した方が良いと思われる場合は予約を受理できないこともあります。

 

対象は

7歳以降 ~ 高校生 ※6~8歳未満のお子様は先に必ず医療機関を受診して疾患が無いかを確認してからお問い合わせください。

・限局性学習症(LD)・自閉症スペクトラム・注意欠如・多動症等の神経発達症候群(発達障がい)のお子さん。

診断はなくとも、ご家庭や学校で苦戦しているお子さん。

 

Q 視覚認知検査を受けるにあたって、知能検査の結果は必要ですか?

 

A 必須ではありませんが、できればあった方が良いです

 

例えば「読み書きが苦手」という主訴があったとして、この主訴の全てが「視機能の問題」では無く、認知的な問題を抱えている可能性もあります。

「読み書き」という処理を構成する中に「視機能・視知覚」という要素がありますが全てではありません。

あくまで視覚と視覚処理の問題を精査するのが両眼視機能検査・視覚認知検査です。

顕在化されている部分(困り感)からアプローチすることも有効な場合がありますが、お子さんの全体像を知ってから部分にアプローチすることは、生活や学習に苦戦するお子さんにとって有効なことが多いです。

 

Q 中度以上の知的障害がありますが、検査は可能でしょうか?

 

A 視覚認知検査は自覚的な応答による検査が主になります。

知的能力の水準が重度の場合や言語的コミュニケーションが困難な場合、検査を実施すること自体が困難な場合があります。

また、フォーマルなアセスメントが実施できず、インフォーマルなアセスメントしか実施できない場合もあります。

この場合、数値による詳細な結果が出せない場合があります(実施可能な検査で状態像を評価します)

見ることには注意資源が必要であるため、多動の特性が強すぎる場合においても検査が困難な場合があります。

これらの場合、実施可能な検査を複数重ね合わせ、可能な範囲でアセスメントすることになります。

出来得る配慮や検査環境・店内・検査室の環境調整、保護者様の協力で検査が実施できる場合もありますので御相談ください。

Q 眼鏡やビジョントレーニングで読み書きは出来るようにになりますか?

 

A 読み書きの困難の背景が視機能の問題だけであれば、眼鏡やトレーニングで改善するケースも多く経験していますが、決してワンショットセラピー的なものではありません。

しかし、学習に直結しなくとも、見ることをスタンダードにすることは学習や生活において質を上げることになります。

 前述の通り、読み書きという処理は多様な要素で構成されています。

全体の認知、ワーキングメモリー、音韻処理、協調運動、注意の維持、視覚認知、眼球運動、両眼視機能などが 含まれます。

 

両眼視機能・視覚認知検査は、この中の「眼球運動」「両眼視機能」「視覚認知」を見るためのものです。

 

この視覚の要素が弱い場合、高次に測定された眼鏡装用や専門家のトレーニング指導で能力を強化できる可能性は高まりますが、他の要素も弱い場合は教育現場での配慮や他施設での訓練も必要になろうかと思われます。

 ただ、何本もの鎖で縛られている困難から、少なくともビジョンの問題に関しての鎖は切れる方向に進みます。

 

Q ビジョントレーニングの効果って?

 

A 眼球運動の向上、視覚処理の向上により、読む・書く・図形の理解・球技などのスポーツで、困り感が軽減する可能性が上がります。

学ぶ意欲があるのに学びにくい子にとって、視覚機能の向上は利点が多いです。

当施設においては、視覚を通して「成功体験」「達成感」「自らがタスクに挑む力」を引き出すことを最優先の目標にしています。

 

「成功体験」「達成感」「自らがタスクに挑む力」は生きていく中で大切な力だと考えております。

全国の視覚認知検査実施可能施設

大阪医科大学LDセンター

https://www.ompu.ac.jp/u-deps/ldc/

堺清恵会LDセンター

https://seikeikai.or.jp/seikeikai/medical-center/learning-disabilities/

ジョイビジョングループ

 

ジョイビジョン本部

 

視機能トレーニングセンターJoyVision

 

米国オプトメトリスト 北出勝也OD

 

〒650-0021 神戸市中央区三宮町3-1-7 服部メガネ店内

 

tel 078-325-8578

 

http://www.joyvision.biz/

 

 

ジョイビジョン奈良

 

JoyVision奈良/オプト松本

 

松本 康志

 

〒634-0003 奈良県橿原市常盤町495-1

 

tel 0744-35-4776

 

URL https://joyvisionnara.com

 

メガネ舎あんどじー

 

平田 和徳

 

〒770-0812 徳島県徳島市北常三島町1丁目23-2

 

tel 088-678-8971

 

URL https://www.meganeya-and-g.net/

 

 

 

ジョイビジョン愛知

 

JoyVision愛知/井上メガネ

 

井上 敬康さん

 

〒674-0011 愛知県東海市富木島町向イ 147-1 花井ビル1F

 

tel 052-601-5810

 

URL http://jvaoptinoue.client.jp/

 

 

ジョイビジョン名古屋

 

JoyVision名古屋/近藤メガネ相談室

 

近藤 正徳さん

 

〒456-0055 名古屋市熱田区南一番町2番2号 (熱田高校西・愛知機械南)

 

tel 052-654-5580

 

URL http://kondomegane.com/

 

 

ジョイビジョン岩手

 

JoyVision岩手/スマイルメガネ研究舎

 

鬼柳 祥章さん

 

tel 019-625-1242

 

岩手県盛岡市大通2丁目8-14 MOSSビル2F

 

URL http://morioka@horizon-silver.jp

 

 

ジョイビジョン横浜

 

JoyVision横浜/EYE CARE SYSTEM(アイケアシステム)

 

富山 孝之

 

神奈川県横浜市港北区綱島西3-1-18 ローレンシアハイツ1F

 

tel 045-543-1071

 

URL http://joyvision-yokohama.com

 

 

ジョイビジョン富士

 

JoyVision富士/メガネの博宝堂内

 

原 伸雄さん

 

静岡県富士市吉原2-4-5

 

tel 0545-52-1841

 

URL http://www.opt-hakuhodo.com/joyvision/index.html

 

 

ジョイビジョン佐世保

 

ジョイビジョン佐世保/尚時堂㈱内

 

中村 尚広さん

 

長崎県北松浦郡佐々町本田原免73-3( マックスバリュ佐々店)

 

tel 0956-63-2235

 

http://www.shojido.com/

 

 

ジョイビジョン京田辺

 

視機能トレーニングセンター ジョイビジョン京田辺

 

富永 絵理子さん

 

〒610-0361 京田辺市河原御影30-8新田辺デパート2階

 

TEL: 090-3941-1316        FAX: 0774-65-1316

 

http://www.shokokai.or.jp/26/joyvisionkyotanabe/

 

 

ジョイビジョン大分/メガネの豊福

 

メガネの豊福内

 

山中 健一さん

 

大分県臼杵市本町5組

 

tel 0972-62-2970

 

http://www.toyofuku.8cho.net/

 

 

ジョイビジョン新潟

 

メガネの朝日堂/来迎寺店

 

板場 浩さん

 

新潟県長岡市来迎寺3944

 

tel0258-92-5055

 

http://niigata-megane.com

 

 

ジョイビジョン福井

 

ホープ

 

笈田 孝一さん

 

鯖江市住吉町3-14-31

 

tel0778-42-7571

 

hope@marble.ocn.ne.jp

 

 

紹介先様へのお願い

 

医療機関・教育機関より当施設を御紹介頂く場合、対象者様に明確な紹介理由・検査理由をお伝えいただきますようお願い申し上げます。

 

また、可能な範囲で知能検査・発達検査などの他検査の情報共有を御協力頂けますと幸いです。

 

 

​ご理解の程宜しくお願い致します。

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