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不同視(左右での度数差)不等像視(左右での見え方の大きさ)でメガネが合わないとお困りの方

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不同視でメガネが合わないと諦めてませんか?

不同視とは左右眼の度数に差がある場合をいいます。
その中でも、左右の度数差が大きければ大きいほど視機能異常を示す例が多く見られます。
 
眼科・一般めがね店で行われる不同視に対する対応は、概ね左右の差を(度数差)2D以内に抑えるようなケースが多く、装用者の状態像にかかわらず使えるべき資源を放棄しているような方策が目立ちます。

 

多くは「左右の度数差が大きすぎるので、それを矯正すると疲れますよ」といった根拠に乏しい決まり文句で納得させられている方が大変多いです。

 

不同視眼におけるアプローチにおいて、左右の差を抑えるのは原則に近いですが鉄則ではありません。

左右での視力をバランスよく出しつつ、不等像の問題をクリアできるケースも多々あります。
  
そして、特に注意すべきは、子ども時代の不同視です。
   
不同視弱視等で幼少期に眼鏡補正を行い、臨界期までに視力が発達して安心される養育者が多いですが、子どもの不同視は感受期である10歳迄は両眼視機能発達のために不要な低矯正や稚拙な考えによる補正は絶対に避けるべきです。
  
稚拙な不同視補正は現時点での両眼視機能及び将来における両眼視機能を破壊する行為でしかありません。

根拠のない稚拙な思い込みに基づいた低矯正論は視覚からの学習機会を奪います。

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不同視による自覚的な症状として、「頭痛」や「不快感」などの不定愁訴的な疲労感を訴える方が多くおられます。
  
また、必要な時期に適切な両眼視機能の補正がなされていなかったことで、両眼視機能の発達が遅れ、低次な立体視機能になっている又は他眼が抑制して両眼視自体が無い子供も多く見られます。

これらは不同視によるもの以外でも、一般のメガネ店での作成で「視力補正」のみ行われている場合においても散見されますが、特に不同視で不同視の程度が大きいほど視機能と関連した困り感が強くなります。

通常の屈折補正のみでは、中途半端な補正が却って困り感の増強を招くケースがあり、屈折度数と両眼視機能を熟慮した眼鏡補正が重要となります。

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不同視でお困りになられてる方の多くは、左右の度数差が大きいことを理由に、不要に客観的な根拠もなく左右差を2D以内に抑えられることが困り感の分母になっていることが多くあります。
 
単に左右差を縮められただけでは、両眼視を放棄させたような状態になってしまうことになり、本来であれば両眼視で得られる筈の高次な視機能が著しく低下します。
 

当店においては、ハーゼ理論における両眼視機能検査及び米国式視機能検査のテストバッテリーにおいて、両眼視下での視機能状態を細部まで精査します。
これによって、不同視での補正の可能性を広げるとともに、種々の検査で見つからない「両眼視困難」ならびに関連症状の検出及び補正が可能です。

不同視による困難でお困りの方は是非ご相談下さい

不等像視に対応するサイズレンズ

不等像視とは、網膜に写る像の大きさが左右眼で不等(大きさが異なる)となる状態です。
 

不等像視の原因として、左右の度数差がないにもかかわらず、片眼の黄斑変性や黄斑上膜の処置後に起こるものが非常に多くなっており、左右眼でものの大きさが違って見えることによって両眼視が困難となり、心理・社会的にも生活が困難になる方がおられます。

この不等像視に対応するメガネレンズにサイズレンズという特殊な眼鏡レンズがあります。

これらは、一連の視覚評価から得た左右の不等像差に対し、レンズに反映させるための複雑な計算と装用調整による複雑な計算から倍率を割り出し、左右の像が同じ大きさになるよう作製する完全オーダーメイドレンズになります。

これらは、屈折検査・両眼視機能検査・不等像検査、そしてレンズに反映させるための計算や装用後の計算、そしてレンズメーカーの技術が必要になります。

このうちのどれが欠けても成立しない物であるため、お悩みごとのある方に対して、より専門領域を発揮できる分野であるとも言えます。

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